2007.11.27 Tuesday
よく見えなかった中盤の駆け引き vsガンバ大阪
万博跡地の公園に着くと、色付きはじめた広葉樹が冬がすぐそこまで来ていることを実感させます。穏やかな池の水面を白鳥の化け物のようなボートがゆらゆらと動き、晩秋の陽の光が太陽の塔に長い影をつくっていました。そういった懐古趣味的な公園の中にあり、前時代的な設備を備えた万博記念競技場でのゲームなので、傾斜のないゴール裏からは中盤より前の状況がよくつかめません。多分、メインやバックであれば緊張感のある攻防が見えたでしょうが、まあそれも趣きとして受け入れるしかありません。
リーグの意向としてはガンバ大阪に勝利してほしかったのでしょうが、こういうところは空気が読めない今年のヴィッセル神戸です。空気読めない神戸、すなわちKYKです。KYKといえば関西ローカルの豚カツ屋の由来がよくわからない屋号で、まさしく「KYKふーん」というようなヘンテコなCMじゃないですが、最後の最後でガンバ大阪の望みとJリーグの意向を砕いてしまいました。その砕き方があまりに劇的で、しかもそれが茂木弘人の2年6ヶ月ぶりのゴールという大変うれしいものによります。石の上にも何とやらですが、愛のコモリーダの予言は1年後に現実のものになりました。
我慢に我慢を重ねたゲーム展開はお互い様ですが、データが示すよりも両者の差が縮まっていたことは誰もが実感したことでしょう。神戸はいつもドベから上を伺っていた立場であるので、こういった進歩を共に感じられることはドベならではの喜びです。最下位で降格し去年の開幕戦、ドベ対決であったvs草津戦に惨敗してから2年弱の間に、J1で上位のチームと互角に渡り合えるようになったのは素直に喜びたいことです。
栄枯盛衰という言葉がありますが、チームは生きものであるし、その呼吸や新陳代謝が止まってしまったら死んでしまいます。今の神戸の強みはベテランも新人も新たな自分を感じられる伸びしろを持っていること、止められない止まらないという「かっぱえびせん」のようにゲームの緊張感を楽しむ気持ちを持っていることでしょう。フリューゲルスがなくなってから何となく応援するようになって、神戸が第2の地元と思えるようになった私でも、神戸の選手がこれほどゲームに入っていることには喜びを感じます。だから茂木弘人のゴールには余韻が波のように押し寄せるような感動がありました。
神戸にとってはうれしいことが起きたゲームですが、試合前にはマグノアウベスが意味不明な退団をしたり、ガンバとしてはあまりいい雰囲気ではなかったのかもしれません。そして實好選手の引退です。実際憎たらしい敵チームの選手ですが、立命館大学からガンバに入団し、良いときも悪いときも同じクラブ一筋に選手生活を送り、キャプテンまで勤めたことは讃えられるべき功績だと思います。私と同郷である刈谷出身の今藤も生きていたらもうすでにそういう年代を越えていたんだなぁ、なんて感慨も湧いてきました。實好氏の今後の人生が幸多きものであることを祈っています。
我慢に我慢を重ねたゲーム展開はお互い様ですが、データが示すよりも両者の差が縮まっていたことは誰もが実感したことでしょう。神戸はいつもドベから上を伺っていた立場であるので、こういった進歩を共に感じられることはドベならではの喜びです。最下位で降格し去年の開幕戦、ドベ対決であったvs草津戦に惨敗してから2年弱の間に、J1で上位のチームと互角に渡り合えるようになったのは素直に喜びたいことです。
栄枯盛衰という言葉がありますが、チームは生きものであるし、その呼吸や新陳代謝が止まってしまったら死んでしまいます。今の神戸の強みはベテランも新人も新たな自分を感じられる伸びしろを持っていること、止められない止まらないという「かっぱえびせん」のようにゲームの緊張感を楽しむ気持ちを持っていることでしょう。フリューゲルスがなくなってから何となく応援するようになって、神戸が第2の地元と思えるようになった私でも、神戸の選手がこれほどゲームに入っていることには喜びを感じます。だから茂木弘人のゴールには余韻が波のように押し寄せるような感動がありました。
神戸にとってはうれしいことが起きたゲームですが、試合前にはマグノアウベスが意味不明な退団をしたり、ガンバとしてはあまりいい雰囲気ではなかったのかもしれません。そして實好選手の引退です。実際憎たらしい敵チームの選手ですが、立命館大学からガンバに入団し、良いときも悪いときも同じクラブ一筋に選手生活を送り、キャプテンまで勤めたことは讃えられるべき功績だと思います。私と同郷である刈谷出身の今藤も生きていたらもうすでにそういう年代を越えていたんだなぁ、なんて感慨も湧いてきました。實好氏の今後の人生が幸多きものであることを祈っています。
