Always look on the bright side of life
L'essentiel est invisible pour les yeux.
星の王子さまつい先日、テレビでサン・テグジュペリ作「星の王子さま」についての特集番組がありました。以前の職場の関係とイベント絡みで知っているふたりの作家が出ていました。ふたりのうちひとりは作中によく記されているapprivoiserという言葉について解説していました。この言葉は直訳すれば「飼い馴らす」ですが、雅語的な表現では「なじむ」という意味も持ちます。多様な意味合いを持つので、翻訳が難しい言葉なのですが、その言葉に対してあえて「飼い馴らす」と解釈した理由を語っていました。apprivoiserという言葉は王子がキツネと出会った時の会話に出てくる言葉なのですが、残念ながら私は原書では読んでいません。

※写真はフランスの50フラン札に印刷されたサン・テグジュペリと星の王子さま。背景は東灘区の花である「梅」の手ぬぐい。
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広瀬川白く流れたり

萩原朔太郎高校生の頃、現代国語の時間に読んだ萩原朔太郎の「月に吠える」の中の数編の詩との出会いは、鮮烈な印象とともに今でも心に残っています。それ以来、朔太郎は私にとって唯一の詩人であり、彼を初めに数多くの詩人を育んだ前橋はあこがれの土地であり詩の聖地であり続けました。実は今まで何度も行こうと試みましたが、寸前で中止せざるを得なくなったりして実現することはありませんでした。その結果、前橋に行きたしと思へども前橋はあまりに遠し、フランスへは行った事があっても前橋に行った事がないというおかしな事態になっていました。その前橋に朔太郎が愛した5月に訪れることができました。

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チョコレット 稲垣足穂(大正11年)
ほうきぼしがあらわれると、人にいろいろな影響を及ぼします。ほうきぼしは宇宙を気ままに動いているものなので、とても気まぐれでわがままな性格を持っています。その、ほうきぼしが地上に降りたらどんなことをするのでしょう。人を欺き意地悪をし、そしてびっくりするような出来事を残してまた空に帰ってゆきます。
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まんがという間抜けな存在
タイトルは根本敬の名言から。だがしかし、日本発の画期的なメディアです。個人的にはガンダム関係などは依然としてダメなジャンルなのですが・・・というわけで、おすすめのまんがをいくつかピックアップしてみました。
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死者の書(折口信夫)
先日「オペレッタ狸御殿」を観たらなぜか読みたくなったので再読しました。読む度に自分の年代に重ねた感じ方ができる作品があるとしたら、私にとってはこれがその中のひとつです。古代の魂の交感の様が、叙情的な描写に彩られ、素朴で幻想的な物語となっており、まるで夢のような世界に引き込まれます。

西洋的なものの見方や考え方、表現の方法と、一見それに対峙するようでありながら柔軟に取り込んで行く日本人の感性。明治・大正・昭和という西洋文明指向にあったような時代において、その中でバランスをとりつつ新しい表現の創出を目指したのも確かだろうし、その他いろいろな評論があるのですが、そのあたりはちょっと置いておいた方がいいかもしれません。まるで長編の詩歌、あるいは絵のない絵物語とでもいったように、自由に感じることが楽しみに繋がることもあります。

日本語の達者なアフリカ系米国人の友人に、これが自分の母国のことばで書かれているのはしあわせだ、と言われたことがありますが、どちらかといえば、空間の中の距離やかたちや色彩といった情景を認識して読めるしあわせでしょう。映画や演劇では、その多くが具体的なかたちになって表現されますが、文字で伝えられることによって自分固有の世界が広がることもあります。

想像は知識よりも重要 かもしれません。
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